イギリス英語?アメリカ英語?どちらを勉強したらいいの?

イギリス英語とアメリカ英語の違い

これもまた、スマホ留学あるある質問の一つです。「イギリス英語とアメリカ英語は違うようですが、どちらを勉強した方がいいですか?」「オーストラリアに留学に行くので、オーストラリア英語を学びたいんですが、どうしたらいいでしょうか?」などなどのご質問をよく受けます。

アメリカ英語?イギリス英語?オーストラリア英語?どれを学習しよう・・・?

そして私は、毎回、同じように答えています。まず、「どちらを勉強したらいいのか?」と言う問いに対しては、「どちらでもいいですよ! 好きな方を、興味がある方を学べばいいです。」と答えています。英語は英語です。文法に違いはありません。イギリス、アメリカの大手出版社がたくさんの英語教材を出版し、それらで学んでいる英語学習者が世界中にいます。

英語も国や地域によって違いがありますが、スペイン語程ではないようです。スペイン語はスペインのスペイン語と南米のスペイン語では発音だけではなく、文法が大きく違うところがあるようです。文法が大きく違う、と言われると「本場スペインのスペイン語か、南米のスペイン語か!?」と迷いたくなりますが、英語の場合は多少、使われる単語、発音やスペル、に相違がみられるだけです。今回は、そんなイギリス・アメリカ英語の違いについて書きたいと思います。この違いを知っていると、TOEIC対策にもなりますよ。^^

スペルの違い

この知識を知らないと、印刷ミス!?と思うかもしれませんね。アメリカ英語で er  と綴るところ、イギリス英語では、re  となる場合があります。

center(米) centre (英) meter(米) metre(英) theater(米)theatre(英)

 

アメリカ英語で or  と綴るところ、イギリス英語では、our  となる場合。

color(米) colour(英)honor(米)honour(英) neighbor(米)neighbour(英)

 

アメリカ英語で ze  と綴るところ、イギリス英語では、se  となる場合。

analyze(米)analyse(英)memorize(米)memorise(英)realize(米)realise(英)

 

と言った具合に、スペルが違います。よく私は英語の小説を読んでいる時に、このスペルの違いを発見して、「あ、この本はイギリスの出版社なんだな。」と気づくことがあります。TOEICのリーディングパートでも両方のスペルを使われているので、問題を解いている時に見つけてみてくださいね!

単語の意味が違う

例えば、アメリカ英語では、フライドポテトのことを、french fries といい、イギリスでは crisps という・・・この様は違いは沢山あります。映画・ドラマを観ると直ぐにその違いに気が付きます。^^ 辞書を引けば、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドと、地域別で詳しく解説が載っているので、直ぐに意味が分かりますね。

「What does  ○○ mean?」  〇○ってどんな意味?っと聞けばいいだけです。地域別に意味の違う単語があるので、パニックにならずにその場で現地の人に聞けば問題ありません。^^ ですので、行く前からどちらの英語のを学ばないといけないの?と不安になる事はありませんよ。初めは、アメリカ英語で、もし将来的にイギリスや他の地域に行くことがあっても基本的な会話力、文法力があれば、その都度、現地で確かめればいいだけです。

発音の違い

スマホ留学では開発者の塩原先生はアメリカへ留学されていたので、発音はアメリカ英語の影響が大きいです。特に、授業動画で何度も説明されているのが、tの音が母音に挟まれると、アメリカ発音だと、t が有声化するので、dの音(に近い音)になります。例えば、I get up at 8 this morning. の場合、get up の t は、e と u に挟まれていますね。そうすると、ゲタップ ではなく、ゲダップ と音が変化します。これがアメリカ英語の大きな特徴です。

イギリス英語の場合は、t が有声化しないので、 ゲタップ、と発音します。これも、「t が母音に挟まれる?」と頭で考えると分からなくなると思うので、聞こえたように発音していれば自然に身に付きます。ですので、その土地に身を置いて、周りの人が話している音をよく聞き、それ通りに話していれば、イギリス英語、アメリカ英語、どちらにも慣れます。後から、調整ができます。^^

schedule = スケジュール、と発音するのはアメリカ英語です。これをイギリスでは「シェジュール」と発音するので大きく違いますね。これは、TOEICでは絶対に出題される単語なので、要注意です!

大人になった後でも発音の微調整は可能!

余談ですが、私の知り合いに千葉出身の方がいて、大学卒業して就職先が大阪だったんですね。20年住んで関西の方と結婚し、すっかり言葉が関西弁になっている方がいます。関西で生き残る、関西の方と結婚する、そのためには関西弁をマスターする必要があったようです。^^; これを英語で置き換えれば、大人になってからでも十分発音はきれいになるし、イギリス英語、アメリカ英語、オーストラリア英語に調整も可能だな、と思いました。

あともう一つ、アメリカ英語の大きな特徴は、r  の舌の巻き方が強いことです。イギリス英語はそこまで巻かなので、日本人にはイギリス英語の方が真似しやすい、とおっしゃる英語講師もいます。今の時代、Youtube で直ぐに確認できます!また、アメリカ、イギリスの俳優のインタビューを内容は分からなくとも、音だけ聞いてみてください。どこがどうと、具体的なことは分からなくても「違う!」という事は気が付くと思います。

私は映画を観ている時に、この発音の違いを発見するのが好きです。この俳優さん・・・本当にアメリカ人??と気が付いてはググるのです。そうして、「やっぱり、イギリス出身なんだ!やっぱりオーストラリア人なんだ!」と調べては自己満足している時があります。^^;(ちょっと性格悪いですね~^^;)

アメリカ英語の方が響きがかっこいいな。いや、イギリス英語の方が素敵!こんな英語しゃべってみたい!と、こんな理由でも全然OKです。大事なことは、日々話す言葉が自分の好きな響き、と言うだけでモチベーションが上がりませんか?そして、実際にその国へ行って話したい!と思いませんか?少しでもワクワク、楽しく学習するために、イギリス英語か、アメリカ英語か、その他の地域の英語か自由に選んでいいんですよ!微調整は後からできます!